和方養生技術伝承塾~鍼灸・操体実践講座~ 急性期から慢性期まで患者さんが喜ぶ技術を伝承します

経絡

経絡

経絡は、前・横・後

  • 経絡は、歪んだ体にかかる負荷を分担するシズテムの一つ。
    • 一か所で負担すると壊れやすいので、
      関係のある所で分けて受けとめている。
      • 邪気を引きやすい道のりにもなる。
  • 十四経は、基本的に立ち姿勢での重力負荷の分担システム
  • 体の縦切り、前後三分を基本としている。
    • 前横後、内外、手足を組み合わせて十二経となる(3*2*2)。
  1. 手足経絡の前横後は、頭を含む体幹部の前横後に対応する。
  2. 手足経絡の内外(陰経・陽経)は、体幹部の内外に対応する。
    1. 手の外は、頭頚肩(の主に外側)と対応する(表位:肩胛骨・鎖骨より上)。
    2. 手の内は、胸控内臓器と主に対応する(外位)。
    3. 足の外は、頭や体幹部の外側と対応する。
    4. 足の内は、頭や体幹部の内側と対応する。
       なかでも腹腔内臓器(裏位・内位)との関係が深い。
      • 例えば、足の内の横であれば、
        腹腔内臓器のうち体側部に近いものとの関係が深い。
  • 例外は、
    下腿の内における前(太陰)と中(厥陰)の交差。
    • これによって、
      つま先を常に中心に寄せる力が働き、
      直立二足歩行ができるようになっている。
      • 同じ二足歩行でも、恐竜や鳥の歩行は、体の横幅よりも足跡の横幅の方が広い。
        ここに注目すること。

経絡以外の付加分担システム

臓腑論や湯液の見方は、上下論 †

  • 経格と比較すると、
    愈穴募穴、臓腑論や『傷寒論』に代表される湯液(漢方薬)の見方は、
    上下論。
    • つまり体を横輪切りに見ている。
      • だから、一対一対応は難しい。
    • これらは、基本的には寝た姿勢での重力負荷分担とも言える
  • 鍼による治療では、
    経絡の前後論に、湯液の上下論を組み合わせる
    と巧く行くことが多い。(特に、内(陰)の関係する病)

いろいろな相関

  • 経絡の縦切り相関、臓腑論の横切り相関の他にも、
    負荷分担システムはいろいろある。
    1. i.「痔に百会」の上下相関、
    2. ii.巨刺や皮内鍼法(特に、寫方鍼)に見る左右相関、
    3. iii.奇経における対角相関(左内関--右公孫とか)など。

ツボと体の連動性

体の筋は連動して動く

  • 人間の体は、
    機械と違い、一カ所の動きが部分で留まらず、
    全身に連動していく。
    • 例えば、右手の小指を手のひら側に回転すれば、
      手首、肘、肩と伝わり、体を右に向ける動きになる。

ツボは体の連動性に従って増える

  • 負荷分担システムは、
    この体の連動性に従って、全身に存在している。
  • 基本的には、
    ある動作をした時に一緒に動く筋肉内に負荷が分担される。
  • 例えば、
    右膝外側を打撲すれば、
    • 右外踝と右鼠径部外よりや右腰でかばうので、そこにツボが出る。
    • 右側で支えきらなければ、左足にも負荷がかかるし、
      バランスを取ろうと手の振り方が変わるので手にも付加がかかる。
      • こうして、ツボは増えていく。

姿勢を見れば、ツボが判る

  • 咳をすると肺愈辺り、
    腹が痛ければ胃の六灸辺りを最も曲げる。
    • このため、横輪切り相関の背部喩穴が生じる。
      • このように、ツボと体の連動性は深い相関を持つ。
  • 喘息は息を吐き難くなる病気。
    • その喘息に良く効くツボは、
      息を吸いきった姿勢の時に一番縮む処と、一番延びる処に出る。
      • 縮んだ側は、肩胛骨外側縁と肩甲間部上部華陀経。
      • 伸びた側は、檀中と中府。
    • 咳をしやすい動作を繰り返したために
      特定の筋肉が疲弊して可動域がせまくなったせいだろう。
      • それらの筋肉は呼吸にも使われるため、
        深く息を吐けなくなっている。
    • 施術し、筋肉の可動性が増すと、呼吸がしやすくなる。
  • 姿勢とツボには深い関係がある。

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