和方養生技術伝承塾~鍼灸・操体実践講座~ 急性期から慢性期まで患者さんが喜ぶ技術を伝承します

手順と型

手順と型

手順

「手足→胴体→手足」
「陽→陰→陽」

が手順の二原則。

  • 組み合わせれば、
    「手足(陽→陰→陽)→ 胴体(陽→陰→陽)→ 手足(陽→陰→陽)」
    となる。
    • 慢性の病の時は、表位をはじめ体の表に邪が少ないので、
      最初の「陽に引く」を省くことが多い。(陰先陽後)。
      また、逆に、
    • 急性の病の時は体の表に邪が多いので、
      「陰に刺す」ことは止め、
      「手足の陽に引く→胴体の陽に引く→手足の陽に引く」
      という手順で刺すことが多い。(先急後緩)。

姿勢を良くし、手順で迷わない

  • まずは、型をしっかり習熟する。
  • 姿勢が第一。腰を伸ばし、肩の力を抜き肘を張りぎみ、手首は折らない。
  • 第二は順序。
    • 順番で迷うと、患者さんは不安になる。
  • 他人が見て美しいと思うくらいでないと、型は役に立たない。
    • 手順通りにツボを探し、患者さんの体の要求通りに刺鍼できれば、
      体は自然に整い、病は癒える。

型の意味

  • つぎに、型の意味。

慢性期の型では頭を衝かせない

  • 慢性期の型において、
    • i.初めに手の陰経に引くのは、
      邪気が動いた時そちらに流れるようにするため。
      • つまり、頭を衝かせないための予防策。
    • ii.その次に手の陽経に引くのは、
      表位の邪を少し減らしておくため。
    • 前の予防策の補強にもなる。
    • iii.そして、横腹に引くのは、
      安全という以外に、左右差を減らす意味もある。
      • 左右差が大きいと邪気がスムーズに上下の動きに乗りにくいため。
    • iv.終りに肩頚頭(表位)のコワバリをゆるめ、散鍼するのは、
      上に動いた邪気を散らすため。
    • v.頭への散鍼で散らしきらないことも多いので、
      その部分と関係の深い手の陽経(特に、手の甲)に一本引いておく。
  • この始めと終りの刺し方は、
    「病が動いた時には、邪が頭を衝きやすい」ことへの対処になっている。
    (湯液古方派の上下論の反映。参照:[4]経絡)
    • だから、慢性病の治療では、
      時間がない時も、始めと終りは省略しない
      (特に、手陰経への引鍼と頭への散鍼)。
    • 逆に中の部分は、
      患者さんの状態や時間を見て適当に組みあわせれば良い。
      (患者さんの体が有る程度読めるようになったら)

応急は陽位中心、陰を混ぜる

  • 応急の型においては、
    「手足の陽→胴体の陽→手足の陽」
    が手順の基本となる。
    • 運動系疾患でも膝や股関節の場合や内臓系疾患の場合には、
      陰経を組み合わせることになる。
      • 症状に応じ、組み合わせ方を工夫する必要がある。
      • また、内(陰)が関係する急性病で上衝が激しい時など、
        先ず、手の甲への引き鍼の後、頭など熱い所への散鍼をする必要がある場合もある。
        (後始末の時の手順を最初に行うという事)

刺法の意味を考える

  • 一つ一つの刺鍼での患者さんの体の変化をよく観察し、
    その刺法の意味を考えると良い。

次回>>経絡

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