和方養生技術伝承塾~鍼灸・操体実践講座~ 急性期から慢性期まで患者さんが喜ぶ技術を伝承します

慢性期の連続操体

慢性期の連続操体の手順 †
・40~50分での慢性期の連続操体は、「操体で一通り治療する」とほぼ同じで
 ラクな寝方になれない方への対処や自動運動への対処を加えます。

 (1)ラクな寝方からの連続操体を終了10分前まで繰り返す

 (2)座位(立位)からの重さの操体

 (3)座位で指揉み

・イメージとしては、

    ふんわりと からだ まるごと きもちよく

    ゆらゆらり ふわー ぽわわん ふっ くにゃぁ


ラクな寝方からの連続操体
 (0)「姿勢を変えたくなったら、どんどん変えてかまいません」
    「ただ、ユックリ動いてください」と声をかけておく

 (1)ラクな寝方になってもらう(※1)
    ・足指をすこし痛くして逃げてもらう(※2)

 (2)イイ感じを探し、キッカケにする
    .1.その姿勢を強調する操体をする
    .2.重さ、皮膚、動きの順で定番操体をしてみる

 (3)気持ちよさがより深くなるように付け足す、イイ感じを増やす(※3)

 (4)イイ感じがあるか確かめ味わいつづける
    ・腹の息が深くなるか、イイ感じが深くなれば、続ける
     .+. タワメの間では、腹の息や、シコり(周囲)の変化を観察

 (5)姿勢を変えたくなったら終え、つぎの操体へ(※4、※5、※6)
    ・新しい姿勢を強調することをきっかけにつぎの操体をはじめる

 (…)(1)から(5)を時間終了10分前までまで繰り返す


座位(立位)からの重さの操体:背骨が立った状態からの重心調整 †
 (1)ラクな座位(立位)になってもらう

 (2).1.重さの操体、.2.2軸+重さの操体をきっかけにする

     ※.1.左右*前横後ろの6方向のうちイイ感じのほうへ体重を移す

     ※.2.頭の後ろで手を組み前後屈*左右捻転のイイ感じのもの+重さ(左右)
       (左右側屈を加えてもよいが、分かりにくいことも多い)

 (3)首、手首、足首をイイ感じのするほうに動かす(捻転+反らし)
   「気持ち良さが深くなる姿勢を探してゆっくり動いてもいいですよ」

 (4)イイ感じがあるか確かめ味わいつづける

 (5)体重を戻したくなったら終える


座位で指揉み:ノボセなど上衝による症状を防ぐ&目覚まし †
 (1)ラクな座位になってもらう

 (2)八邪、節紋、井穴などの指揉み(八邪から井穴へ、小指側から親指へ)


くわしくいうと †

※1.ラクな寝方がわからない方の場合 †
1.圧痛操法&五首決め&背骨決め&体重移し  (>>> ラクな寝方になれない方への対処(1))

2.ゆらし操法、くすぐり操法&頭顔首の皮膚操体(>>> ラクな寝方になれない方への対処(2))

3.次の手順で定番操体をしてみる
  .1.姿勢:横向き→うつ伏せ→仰向け
  .2.各姿勢の中では、重さ→皮膚→動き

i.横向き 
a.重さ:お尻か肩*前か後
b.皮膚:大腿+肩(捻れ型)、仙骨+肩甲間部(前屈型)
c.動き:腕が大腿と反対(捻れ型)、丸まりながら畳へ(前屈型)
ii.うつ伏せ
a.重さ:お尻か肩*前か後
b.皮膚:足首回し代わり(+仙骨の皮膚)、尻たたき代わり、カエル足がわり
   足伸ばし代わりの雑巾絞り、膝たおし代わり
   脹ら脛、仙骨、脇腹、肩甲間部など
c.動き:尻たたき(+皮膚)、膝倒し(+皮膚)、足首回し(+仙骨の皮膚)
   肘上げ、カエル足
iii.仰向け
a.重さ:お尻か肩*前か後、膝立から体重を肩へ
b.皮膚:足伸ばし代わりの雑巾絞り(裏、表)
   足甲、下腿、大腿、脇腹、臍、鎖骨~首
c.動き:膝裏シコりから逃げる(爪先上げ)、膝たおし
   首の捻転後屈
•よくある例:
i.横向き捻れ型 :横向き捻れ →仰向け(重さを肩へ、膝裏シコり逃げなど)
ii.横向き丸まり型:横向き丸まり→うつ伏せ(足首回し代わり、肘上げなど)

※2.頭首胴など体幹部と足指の関係 †
  前→2~3指、横→3~4指、後ろ→4~5指、内→親指


※3.各姿勢の各操体をしながら、声をかけて付け加えること †
   ・さわってないところを気持ちよい方向に動かしてもらう(両脚、両腕)

   ・手首、足首、首を気持ちよい方向に捻ったり曲げたり

   ・体重も気持ちよい方向に移してもらう(やりにくいときにはしない)

   *1. 気持ち良い方向がわからなければラクな方向
   *2. 言葉の通じない方には、空いている手で他の場所を操体


※4.初めて見る姿勢になった場合にためしてみることは †
1.その姿勢でもっとも伸びようとしているラインを伸ばす
(釣り合っている二つの力の境目と方向に注目する)

2.その姿勢でもっとも縮もうとしているラインを縮める
(伸びているところと縮んでいるところは前後左右表裏の対称関係)

3.動きの伸ばす(1.)や縮める(2.)を皮膚の操体に置き換える(良く使う!)

4.目立つところから、ズレやすいところ、動きやすいところを探す

i.足首、膝の左右差を強調してみる
ii.大腿上腕の向きから胴体のツボをみつけ皮膚操体や指圧
延長方向、直角方向、平行なところの胴体(とくに背骨ちかく)
iii.背骨の捻れ曲がりを強調するか、境目ちかくにツボをみつけ指圧、皮膚操体
 とくに腰椎(つぎに頚椎)の4種8方向のズれと境目
 (4種8方向:左右捻転、左右側屈、前後屈、伸縮)
iv.(i.)~(iii.)と経絡的に関連する手足に出ているツボをみつけ指圧、皮膚操体
v.首・頭・尾骨まわりに出ているツボをみつけ指圧、皮膚操体
5.重さを上半身か下半身、左右、前後でかけやすいところにかける(案外効果的!)


※5.仰向け大の字に近くなったら、仰向け大の字と違う部分を強調する †

※6.自動運動が始まったら、袴歩きやなんば歩きで対処する †
>>> 自動運動を追うために手のひらの勘をみがく(1)座位
>>> 自動運動を追うために手のひらの勘をみがく(2)立位

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